近年、台湾の特産物を世界に発信していこうというMIT(Made in Taiwan)ブームがあり、台湾産のコーヒーが国内外から注目を集め、コーヒー生産に携わる人口も増えつつあります。
それに伴い台湾コーヒーの質も以前よりぐんと向上し、世界的にもおいしいコーヒーの産地として認められるようになってきました。
1年を通して温暖な気候が続く南国台湾で作られるコーヒーは豊潤で香りがよくおいしいと、コーヒー通の間でもじわじわとブームになっています。
阿里山が台湾茶の産地であることは有名ですが、実は珈琲豆の生産地でもあります。台湾南部の嘉義縣阿里山で栽培されるコーヒー。台湾産コーヒーの中でも最も有名だと言えます。フルーティーで酸味のある味わいがするコーヒーが楽しめます。
台湾コーヒーには大きく分けて、山地型、高原型、海岸型の三種類があります。
●山地型-南投、雲林、嘉義、台南地区
味の特徴-香りや味の特徴として、フローラルでお茶のような味わい。酸味は強すぎない中程度。
● 高原型-屏東地区
味の特徴-フローラルでチョコレートのような味わい。
● 海岸型-台東、花蓮地区
味の特徴-フローラルかつスパイシーな味わい。酸味は比較的強い。