九份老街の盛衰について
台湾映画『悲情城市』の舞台となったことで、《千と千尋の神隠し》中で似ている風景も見たことがあり、ここは九份です。
新北市瑞芳区に位置する山あいの町であり、昔の金鉱の町です。山と海に囲まれ、美しい山と海の景色があり、歴史を感じさせる古い家屋が立ち並び、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。
文献によると、清朝初期に9世帯しかなく物を買うときにいつも「9つ分」と言っていたことから、これは名称の由来です。
19世紀末に金の採掘が開始されたことに伴い徐々に町が発展し、日本統治時代には最盛期でした。
しかし、第二次世界大戦後に金の採掘量が減り、1971年に金鉱が閉山されてから町は急速に衰退し、一時人々から忘れ去られた存在となっていた。
1989年、映画『悲情城市』を通じて、時間が止まったようなノスタルジックな風景に魅せられた若者を中心に多くの人々が訪れ、メディアにも取り上げられるなど、今では台湾を代表する観光地のひとつとして定着しています。
地元グルメ
九份には色々な美味しいものがあります。名物と言えば、芋圓(お芋のダンゴ)が大人気なものです。味はサツマイモ、芋、そして特別な抹茶味もあります。冷たい、熱いどっちでも美味しい。
紅麹で味付けされた台湾名物の「肉圓」(ローユェン)、柔らかく半透明な厚い皮で、特別なたれと一緒に食べると、不思議な食感を感じられます。
他には、黒糖もち、腐乳(豆腐に麹をつけ、塩水中で発酵させた中国食品です)、漢方で煮た黄金色に輝く皮蛋(ピータン)もおススメのお土産です。